群山マルレンイ村
チョンブク特別自治道クンサン市シンフン洞
4つの視点で見るこの場所
KORLENS キュレーション群山市新興洞は1930~40年代頃から日本人が家を建てて暮らすようになり、住居地が形成され始め、韓国戦争時には避難民が今の海望洞、新興洞などに定着して
暮らすようになって村が形成されました。山の斜面を意味する全羅道の方言「マルレンイ」に村が形成されたことからマルレンイ村と呼ばれるようになりました。人口
流出により旧都心化が進みましたが、2014年に全羅北道の代表観光地育成事業として芸術家レジデンス9棟と展示館8棟がつくられ、現在は約50世帯の住民と7
組の芸術家たちが暮らしています。村の各所に壁画やフォトコーナーがある他、ソリ(音)空間、キム・スミ俳優の家、マルレンイ村の思い出展示館、醸造所があります。
場所の紹介
位置
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韓国観光公社 オディ(Odii)による音声解説台本
群山(クンサン)は、都市全体がまるで近代文化博物館といえるほど、韓国の近代史の面影をそのまま残しています。植民地支配からの解放後、約80年の歳月が過ぎた今もなお、日本が残した遺産を、あちこちで見ることができます。そのうちの1つが、新興洞日本式家屋です。 わが民族から奪い取った米で富を築いた日本人たちは、群山に住居空間を形成しました。月明洞(ウォルミョンドン)、新興洞(シンフンドン)、錦洞(クムドン)、永和洞(ヨンファドン)、蔵米洞(チャンミドン)一帯がそうです。米穀商であり大地主だった広津吉三郎(ひろつ・きちざぶろう)は、1925年に2階建ての和風木造家屋を建てましたが、これは日本の武家屋敷の様式です。屋根や外壁の仕上げ、室内、和風庭園などが建設当時の姿をそのまま残しているため、建築史において大きな意味を持ちます。壁の場合、芯壁に、木材の鱗板(うろこいた)の壁と漆喰の壁で仕上げており、自然石を敷いた基壇の上に礎石を置き、その上に四角柱を建てています。屋根は切り妻と入母屋の屋根に瓦をのせています。 玄関の奥にある二重廊下の両側に、和室、台所、ダイニング、トイレなどが配置されており、オンドル部屋の横には外側に面した廊下がありますが、その途中に2階に上がる階段があります。廊下の端は二つに分かれ、片側は客室に、もう一方は本館の台所につながっています。庭園は典型的な日本庭園で、大きな石灯が置かれています。門は3か所ありますが、母屋に入る門は「コ」の字で塀を屈折させた後、隠れているようで、日本の戦国時代における武家屋敷の、防衛のための武者隠しの様式に従っています。残りの2か所のうちの1か所は別館の門であり、残りの1か所は広津が利用した専用門です。 新興洞日本式家屋は、植民地支配からの解放後、湖南製粉の社宅として使用され、2005年には登録文化財となりました。2005年に国の登録文化財に指定されて以来、群山市が管理し、一般公開しています。形が変形せず、保存状態が良好のため、映画『将軍の息子』、『タチャ イカサマ師』、『風のファイター』、『悪いやつら』、『GABI/ガビ-国境の愛-』等のロケ地でもありました。おかげで観光名所となった新興洞日本式家屋は、普段も多くの人が訪れる価値の高い文化財となりました。
台本
マルレンイ村は、群山の新しい観光スポットとして注目を集めています。韓国戦争の時、避難民たちが今の海望洞(ヘマンドン)、新興洞(シンフンドン)の坂に定着し、形成されたタルドンネ(坂の上に形成された月に近い町という意味で、スラムが多い)です。「マルレンイ」とは、全羅道(チョンラド)の方言で、「山の坂」を意味します。狭く傾斜の激しい路地に小さな家がぎっしり軒を連ねていたタルドンネでしたが、他の地域に引っ越した人が多くなり、空家が増えました。 このような状況を受け、群山市は空家と土地を買い取り、思い出の空間としてリニューアルすることにしました。アーティストのレジデンス9棟と展示館8棟が造成され、住民とアーティストが共に暮らす村として生まれ変わったのです。 マルレンイ村の路地をあちこち歩いていると、庶民の暮らしを窺うことができ、人情や人の暮らしから感じられる温かさが伝わってきます。1980年代の家族を連想させる壁画やタイムトラベルしているような錯覚を呼び起こす時計のオブジェ、村の住民が使っていた小さな井戸が親しみを感じさせます。 思い出展示館では、日本による植民地時代、開港場、植民地、避難民、日本人の地主、群山港で厳しい毎日を過ごしていた人々の姿が窺える展示が見られます。昔の商店や路地、当時の衣装も展示されており、タイムマシンに乗ってその時代に戻ったような気分が味わえます。 マルレンイ村から月明公園の方へ少し登ると、親しみのある人物の道があります。群山出身の女優、キム・スミさんが幼い頃住んでいた家と村を巡ることができる「キム・スミ道」です。家跡には、イリョンオムニ(イリョンのお母さん)に扮したキム・スミさんの姿が描かれた壁画が観光客を迎えてくれます。キム・スミ道の先にある八角亭では、広々とした月明(ウォルミョン)公園と群山沖を眺望することができます。 村の高いところに位置する自由劇場では、村の物語を映像で振り返ることができます。入口は昔の映画館の風情が漂い、ノスタルジーを感じさせます。劇場の前庭は、イカゲームが出来るように整えられています。村工房には村の住民が作った様々なお土産が展示されており、体験プログラムも運営されています。 マルレンイ村は、それ自体が生きた近代の歴史・文化空間です。地域住民の脳裡に刻まれた過去の姿とアーティストたちが織り成す新しい物語が、あちこちで融合し語りかける場所なのです。
台本
草原(チョウォン)写真館はハン・ソッキュ、シム・ウナ主演の映画『8月のクリスマス』のロケ地として名高い場所です。映画のほとんどは、群山市月明洞(ウォルミョンドン)にある草原写真館で撮影されました。 草原写真館は本来、写真館ではありませんでした。ここには運命的な逸話が伝えられています。『8月のクリスマス』を撮影すべく、制作チームは全国の写真館を探し回っていましたが、なかなかぴったりと思える場所が見つかりませんでした。そんな中、偶然、木の影が落ちたガレージを発見し、オーナーの許可を取って写真館に変貌させるようになりました。映画撮影が終わったら撤去するという約束を守って撤去しましたが、その後、群山市が復元することになり、現在の「草原写真館」になったのです。 映画の中に登場した小物がそのまま展示されており、観光客が撮った写真をメールで送信するサービスを提供しています。休館日は1月1日と月曜日ですので、群山旅行を計画されている方は参考にしてください。
台本
群山が全羅北道(チョンラプクド)地域において初の独立万歳運動が起きた場所であることを知ってもらい、民族意識と歴史の中にある悲しみを学んでもらうために設立されました。2階建てで、1階には群山における闘争の歴史と独立運動家の写真が展示されています。2階は拷問を体験することができる拷問体験室、独立運動家たちの名前と逸話について紹介している展示館となっています。抗日運動について詳しい説明がなされており、歴史を正確に知ることができる場所です。柳寛順(ユ・グァンスン)烈士を含め、日本に命をかけて抵抗した烈士たちの顔の拓本を取るスペースも設けられています。当時の悲しみと苦しみ、祖先の強い意志を体感してください。
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