群山近代化通り
チョンブク特別自治道クンサン市チャンミ1ギル41
4つの視点で見るこの場所
KORLENS キュレーション昔から群山は貿易港としてよく知られていました。そのため、他地域より新しいものを受け入れるのが早く、日帝強占期の近代
文化の名残が今も残っています。群山近代歴史博物館、旧群山税関、群山近代美術館、群山近代建築館、朝鮮銀行が大通りに立
ち並んでおり、群山という地域の過去と現在に触れたいなら、ぜひ博物館に立ち寄ってみることをおすすめします。ここから李
盛堂(パン屋)までの道は旧市街一帯で、大小様々な規模の雑貨屋やカフェがあるため、群山ならではのレトロな魅力が楽しめます。
場所の紹介
位置
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韓国観光公社 オディ(Odii)による音声解説台本
1930年代の群山へ旅立つタイムトラベル 1930年代の、韓民族の悲しい時代状況をそのまま今に伝える都市があります。港湾都市、群山(クンサン)です。日本は、湖南(ホナム)平野で収穫した米を奪って群山港から日本に送るなど、群山は食料略奪の拠点となりました。群山内港を中心に当時建てられた建物がそのまま残されていますから、群山は巨大な近代史博物館と言えます。 群山時間旅行村は、群山内港から旧群山税関の湖南関税博物館、旧朝鮮銀行群山支店の近代建築館を経て、臨陂(イムピ)駅へと続きます。短くて徒歩10分、長くて20分あれば着く距離ですので、歩いて旅している人に人気の高いスポットです。特に群山内港駐車場から鎮浦(チンポ)海洋テーマ公園に至る約1kmのコースは、車いす使用者も移動しやすいバリアフリー歩道です。このバリアフリー歩道には、点字・音声の総合観光案内板があり、あらかじめ経路を確認することができます。特に群山時間旅行村では、障害者とその介護者が一緒に乗ることができる自転車の無料レンタルを行っています。車いすと自転車を組み合わせたこの自転車のレンタルは、群山市観光振興課までお問合わせください。 それでは、タイムトラベルに出かけましょう。群山内港駐車場の先に位置する群山近代歴史博物館から始めましょう。1930年代における群山の姿を再現した近代生活館をはじめ、独立英雄館、海洋物流歴史館などで構成されていますが、すべての展示館の入り口には段差がなく、車いす使用者もアクセスしやすくなっています。 群山近代歴史博物館の隣、赤レンガの西洋館は、旧群山税関本店です。西洋古典主義の建築美が引き立ち、歴史的に高い価値を持っていることで、国指定文化財の史跡に指定されています。まっすぐ伸びた海望路をたどると、旧日本第十八銀行・群山支店と、蔡万植(チェ・マンシク)の長編小説『濁流』にも登場した旧朝鮮銀行・群山支店が見えます。 最後のコースは、高麗時代の崔茂宣(チェ・ムソン)将軍が倭寇を相手に勝利を収めた鎮浦(チンポ)大捷を記念してつくられた鎮浦海洋テーマ公園です。水陸両用装甲車、F-86戦闘機など陸海空軍から退役した装備が展示されています。鎮浦海洋テーマ公園憩いの場には電動車いす充電器と車いす使用者も使えるテーブルが設けられており、タイムトラベルを締めくくるのにぴったりの場所です。
台本
群山は、肥沃な平野が広がり文化の薫りが漂う港町で、代表的な日本による収奪地域でした。1899年5月に租界地として開港し、日本による植民地時代の試練に耐えたのでした。収奪の痕跡が残されている代表的な場所が、旧・群山税関です。韓国に現存する西洋古典主義の3大建築の一つである旧・群山税関は、1908年に日本による植民地時代が始まる前に韓国政府が建てた税関です。群山港から出入りした物品の関税を管理していた場所です。 ゴシック様式ならではのシンプルな美しさが際立つ旧・群山税関は、フランスとドイツ人が設計し、ベルギーから輸入した赤レンガと建築材料が使われました。建物の屋根は魚の鱗の形をしたスレート屋根葺材が葺かれていますが、このような建築様式はソウル駅と韓国銀行本店を入れて3か所だけです。正面の窓はロマネスク様式で、左右対称になっています。 この建物は植民地支配からの解放後も税関として引き続き使われ、1993年に新庁舎が建てられると、湖南関税展示館として利用されています。内部には日本による植民地時代に収奪された米穀がどれほどだったか推測することができる記録写真、群山100年の歴史と当時の生活像を垣間見ることができる記録、群山税関の歴史、1万点を超える税関関連遺物や資料が展示されています。特に1980年代、密輸品として摘発され、押収された物品が目を引きます。
台本
旧・群山税関には物品保管用に使われた倉庫がありました。人文学倉庫「チョンダム」は、その倉庫を利用した人文学カフェです。約100年前にヨーロッパの建築様式にのっとって建てられた歴史的建物が有意義に使われることを望んだ群山税関では、この倉庫を一般公開することにし、群山大学校産学協力団と群山文化協同組合・ローカルアイが、文化財庁の許可を得て人文学倉庫「情談」として生まれ変わらせました。 倉庫の特徴である高い天井と構造物をそのまま活かし、木製の本棚やテーブルをセンス良く配置し、全体的に暖かく居心地の良い雰囲気が漂います。本棚には様々な本がたくさんあり、まるで図書館の中のような気分が味わえます。 入り口に入ると、群山市民主導型地域キャラクターである「モクパンイと仲間たち」が暖かく迎えてくれます。モクパンイは、旧・群山税関と深い関りを持っています。1900年代初頭、フランス人のラポートは、フレンチブルドッグのペットと一緒に、群山税関の通関士として赴任します。彼の愛犬のフランチブルドッグを初めて見た人は、フランチブルドッグの鼻がまるで豚の鼻に似ていることから、良く食べる犬という意味で「モクパンイ」と呼びました。 群山市はこのモクパンイとその時代を生きた各国を象徴する5つの動物をキャラクター化し、群山のマスコットにしました。「モクパンイと仲間たち」は、群山を背景にしたMVやアニメーション、YouTubeの動画など、観光コンテンツや群山の特産物の広報に見事な活躍ぶりを見せています。 情談でもモクパンイと仲間たちの顔の形で焼かれた「モクパン」が大変な人気を博しています。群山の白いもち麦で生地を捏ね、群山の小豆のあんこを入れてつくるので、モチモチした甘みが絶妙です。群山の自主的開港を記念した高宗(コジョン)皇帝コーヒーもここのおすすめメニューです。 市民の力で生まれ変わった人文学倉庫「情談」は、新しい文化・芸術のプラットフォームとされています。文化・音楽・旅行・美術など、多彩な日常をテーマに人文学講義を開いています。旧・群山税関の前で写真を撮り、内部を観覧したら、人文学倉庫「情談」でモクパンと高宗皇帝コーヒーを味わいながら本を読む時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?
台本
食べ物が豊富でグルメ店の多い群山でも、李姓堂は特に有名なパン屋です。1910年頃オープンした李姓堂は、群山を代表するパン屋であるだけでなく、韓国最古のパン屋なのです。オープン当初の名前は、「出雲屋(いずもや)」。広瀬安太郎(ひろせ・やすたろう)という日本人が開店したのですが、彼の故郷である出雲の名に因んでいます。 出雲屋では主に「あられ」というお菓子を販売していましたが、あられとは、もち米を蒸した後に、海老を入れるお菓子のことをいいます。このほかにも、もち菓子、和菓子など日本の伝統菓子を販売しました。その後、2人の息子が東京で本格的に製パン技術を学び、新しい技術と機械でパンを作り始めたことからますます繁盛しました。 店を拡張した出雲屋製菓店には、住宅、工場、従業員の寮などがあり、1階の菓子屋の一角にコーヒーショップやレストランも運営されていました。当時、従業員だけで20人近く働いていましたが、すべて朝鮮人でした。 1945年に解放を迎え、広瀬一家は日本に引き揚げ、イ・ソグさんが買収した後、李氏の人が作るパン屋という意味をこめて「李姓堂」と名付けました。その後も80年近く、代々運営されています。 李姓堂の代表的なメニューは、アンパンと野菜パン。アンパンには甘くて香ばしい小豆のあんこがたっぷり入っていて、野菜パンはキャベツをベースにした野菜を入れて焼いたものです。コロッケのように揚げたものではなく、淡白な味わいが絶品です。観光客の多い週末には、アンパンが1日1万個近く売れ、100年の伝統を持つパンを味わおうとする多くの人で賑わいます。
台本
近代文化遺産通りの建築物を含め、群山に残っている近代の建造物は約170軒に上ります。植民地支配からの解放の後も撤去せず、そのままにしている近代の建造物は、今では素晴らしい観光資源となっています。日本人の貿易会社や銀行、商業施設が密集していた蔵米洞(チャンミドン)にある蔵米ギャラリーや蔵米公演会場、ミズコーヒー(Ms. Coffee)もその一つです。 蔵米洞の「蔵米(チャンミ)」とは、韓国語ではバラと同音異義語ですが、花の名前ではなく、「収奪された米の蔵」という意味の漢字です。日本による植民地時代に総督府の主導により規模を拡大した群山港は、韓国の農産物を日本に運ばれる経路となりました。日本は港の前に大きな倉庫を建て、そこに湖南(ホナム)と忠清道(チュンチョンド)から運ばれてきた穀物を集めておいて船積みし、地域名も蔵米洞と名付けました。 蔵米ギャラリーは、日本による植民地時代のときに建てられ、1945年に解放された後、娯楽施設として利用されていたものを2013年に整備し、ギャラリーとして活用しています。1階の体験学習場では、外国人や家族連れの観光客が参加できるカップソーサーやアロマキャンドルづくり、木のネックレス作り、自分だけのハンカチ作りなど様々な体験プログラムが運営されています。 蔵米ギャラリーの横にある蔵米公演会場は、1930年代、朝鮮米穀倉庫株式会社が収奪した米を保管した倉庫をリニューアルオープンした77席規模の公演会場で、様々な公演が行われています。蔵米ギャラリーの向かい側にあるミズコーヒーは、1930年代の貿易会社だった建造物を近代歴史博物館の前から移設して改築し、カフェに改修した場所です。2棟の建物の間には庭園の石や石灯などで庭園が整えられており、観光客の間で素晴らしいフォトスポットとして知られています。
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