2泊3日ソウル旅行 — 日本人観光客のためのリアルな現地ガイド
羽田・成田から2時間半のソウル。日本人観光客向けに、明洞・カロスキルの定番から漢南洞・聖水洞の今を、2泊3日で無理なく回る現地視点の実用ガイド。
ソウルは日本から最も近い「海外都市」のひとつです。羽田・成田からおよそ2時間半、所要時間で言えば沖縄や北海道とほぼ変わりません。ところが、街に降り立つと言語も食べ物も街の空気も別物で、しかも物価は東京の7〜8割。週末の弾丸旅行に向いている都市は、世界中を見てもソウルくらいしかありません。
本ガイドは「初めてのソウル2泊3日」を想定し、KORLENS のソウル在住スタッフがリピーターでも飽きない動線で組み直しました。明洞・東大門の王道は当然押さえつつ、漢南洞(ハンナムドン)、聖水洞(ソンスドン)、延南洞(ヨンナムドン)など、日本のガイドブックでは情報が薄いエリアも織り込んでいます。
想定する宿泊は弘大(ホンデ)・明洞・梨泰院(イテウォン)あたり。地下鉄を中心に動けば、3日間でほぼ全エリアを回れます。Naverマップ(日本語の場所検索に対応)とKakao T(タクシー配車)はインストールしておきましょう。
1日目:午後到着 → 明洞 → 北村 → 益善洞でディナー
金浦空港(GMP)着なら市内まで地下鉄5号線で約30分、仁川空港(ICN)着なら空港鉄道A'REX一般列車で約1時間です。チェックインを済ませたら、まずは明洞へ。日本で言えば原宿+銀座のミックスのようなエリアで、コスメショップ・両替商・屋台が密集しています。
明洞での両替は、銀行窓口より路面の認可両替商の方がレートが良いことが多いです(2026年4月時点で1円 ≒ 9.4〜9.5ウォン)。10万円分を ₩940,000〜₩950,000(¥99,000〜¥100,000相当)に交換できる店もあります。両替前に必ず3軒は比較しましょう。
明洞でランチを軽く取ったら、地下鉄3号線で安国(アングク)駅へ。北村韓屋村(プッチョンハノクマウル)は、朝鮮王朝時代の韓屋(伝統家屋)が残る坂道のエリアで、徒歩で1時間ほど散策できます。住民が暮らしている地域なので、声の大きさと撮影マナーには気をつけてください。観光地化された一部の通りでは、住民への配慮を呼びかける看板も増えています。
夕方は隣の益善洞(イクソンドン)へ徒歩移動。狭い路地に韓屋を改装したカフェやレストランがひしめく、2020年代以降に再ブレイクしたエリアです。マッコリと韓定食を楽しめる小さな店が多く、夕食予算は ₩30,000〜₩45,000(¥3,200〜¥4,800)程度。
2日目:朝の景福宮 → 漢南洞ランチ → 聖水洞カフェ → 東大門ナイト
2日目は早起きを推奨します。景福宮(キョンボックン)は朝9時の開門直後が最も空いており、朝10時台にはツアーバスが到着して一気に混みます。チマチョゴリやハンボッ(韓服)を着ていくと入場無料で、レンタルは近隣に多数(₩15,000〜₩25,000 / ¥1,600〜¥2,700、2時間)。
ランチは漢南洞(ハンナムドン)へ移動。梨泰院(イテウォン)の隣にあるこのエリアは、ここ5年で急速に「ソウルの代官山」と呼ばれるようになったエリアで、独立系のカフェ・ベーカリー・セレクトショップが密集しています。ベトナム料理や中東料理の名店も多く、韓国料理に少し疲れたタイミングで使うとちょうど良いです。
午後は地下鉄2号線で聖水洞(ソンスドン)へ。元々は靴工場街でしたが、2010年代後半から古い倉庫がカフェ・ギャラリー・ブランドのフラッグシップショップに改装され、東京の蔵前のような雰囲気になっています。コーヒー1杯が ₩6,000〜₩8,000(¥640〜¥850)。
夕方〜夜は東大門(トンデムン)へ。卸売市場の DOOTA、Migliore、APM がメインで、深夜2時頃まで営業する店も多いです。日本ではほぼ手に入らない韓国国内ブランドが格安で買えます。1着 ₩20,000〜₩40,000(¥2,200〜¥4,300)が相場で、まとめ買い前提で値段交渉も可能。
夕食は東大門の屋台で軽く済ませても良いですし、近くの広蔵市場(クァンジャンシジャン)で名物のユッケやピンデトッ(緑豆チヂミ)を頼むのも◎。広蔵市場は Netflix で取り上げられて以降、夜は外国人観光客で大混雑するので、19時前か21時以降が現実的です。
3日目:延南洞ブランチ → 弘大ショッピング → 帰国
最終日は弘大(ホンデ)・延南洞(ヨンナムドン)エリアでゆっくり朝を過ごすのが定番です。延南洞は弘大駅3番出口を出てすぐ、京義線林道公園(キョンウィソンスッキルゴンウォン)沿いの細長いエリア。日本人観光客にはまだあまり知られていませんが、地元の20〜30代がブランチを取る街として定番化しています。
ブランチ予算は ₩15,000〜₩25,000(¥1,600〜¥2,700)。コーヒーを併せても ₩30,000(¥3,200)以内に収まります。食後は弘大のサンサンマダンや小さな本屋・レコードショップを巡って、最後にコスメや韓国食品の土産を仕入れて空港へ。
金浦空港なら地下鉄5号線で約25分。仁川空港なら A'REX 直通列車(₩11,000 / ¥1,170)で約45分です。直通列車は事前にオンライン予約すれば10〜20%割引になります。
日本人観光客が見落としがちなポイント
- 現金は ₩50,000〜₩100,000(¥5,300〜¥10,500)もあれば十分。ほぼ全店でカード・タッチ決済が使えます。
- T-money カード(地下鉄・バス用)は空港のコンビニで購入可。日本のSuicaと同じ感覚で使えます。
- コンセントは C・SE 型(丸2ピン)で電圧220V。日本の100V家電は変圧器が必要(USB充電器はほぼ問題なし)。
- 病院での日本語対応はソウル峨山病院・延世セブランス病院などの外国人専用窓口がスムーズ。
- Wi-Fi ルーターより eSIM が便利。空港受け取り不要で、3日 ₩9,000(¥950)前後から購入可能。
予算の目安(2泊3日・1人あたり)
- 宿泊(中級ビジネスホテル):₩240,000(¥25,300)/2泊
- 食事(3日 × 3食):₩180,000(¥19,000)
- 交通(地下鉄・タクシー):₩30,000(¥3,200)
- 観光・コスメ・お土産:₩200,000(¥21,000)前後
- 合計の目安:₩650,000(¥68,500)。航空券別。
最後に
ソウルは2泊3日で「全部回りきる」街ではありません。明洞・北村のような定番、聖水・漢南のような新興、延南・益善のような穴場 ── このどれを切り取っても1冊分のガイドになります。今回はその「最初の1冊」のつもりで構成しました。
もし「私は東京で言うとどの街が好き?」と教えてくれれば、KORLENS の現地スタッフが日本語(英語混じりOK)でカスタムコースをご提案します。下のチャットからお気軽にどうぞ。
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